あちこちメモ

フィギュアスケート、恋愛、考えてる事など、恥部的な部分も含めてあちこち散らばってる頭の中をまとめるブログ。

なにか持ってる本郷理華選手。

四大陸選手権が終わったので

ちょっと思う所をちらほらと。

結果はWEBで検索すれば出てくるのでそちらで。

 

今シーズンの本郷理華選手を見て思うところがある。

 

華もある、個性もある、ダイナミックな演技と、大人らしい表現力。

そしてどことなく、ピンとして、凛としている。

それらの武器を全て背負って、今シーズン結果を残してきた。

 

今シーズンの成績はとてもすばらしく、

もちろん本人の努力の成果なのだが、

どうもそれだけでは無い何かを持っている様に感じてしまう。

 

風向きが本郷理華選手を後押ししている様に思える。

 

四大陸選手権、アメリカのグレーシーゴールド選手を残し、

暫定3位の位置につけた。

 

正直に言おう…。

私は台乗り出来るとは思っていなかった。

 

順等にいけば、演技構成点が一番出やすいゴールド選手が

メダルを取ると思っていた。

 

だが結果は違った。

グレーシーゴールド選手は、素晴らしい表現力で会場を魅了したが

ジャンプでのミスが響き、4位になった。

3位につけた本郷理華選手とはおよそ1点差。

 

グランプリシリーズ予選の不思議な波。

 

話は遡り、グランプリシリーズを覚えているだろうか。

スケートカナダで5位 171.47点。

このとき、宮原知子選手は3位に181.75点で入っている。

 

そしてスケートロシアで1位 178.00点。

ちなみに宮原知子選手はNHK杯で3位に179.02で入っている。

 

まずスケートカナダ

これは、今の本郷選手の実力からすれば、

妥当な順位と成績だと思う。

 

そしてスケートロシア、パーフェクトな演技もあり

パーソナルベストを更新。すばらしい。

けれど圧巻の優勝・・・ではない。

 

正直、ポゴリラヤ選手が優勝するのでは無いかと思っていたが

ミスもあり2位につけた。

その他強豪も居なかった。

 

チャンスだった。それを自らの手で掴んだ。

 

グランプリシリーズを通して、170点台での優勝は

本郷選手のみである。

 

グランプリファイナルへの大波。

 

そしてグランプリファイナル。

なんと、辞退の選手が出てファイナル出場となった。

 

けれど、点数を見てほしい。

宮原選手の方が、安定して高得点をだしている。

しかし、グランプリシリーズのポイント付与の方法により

本郷選手が選ばれた。

 

ロシア杯での優勝がとても大きかった。

グランプリファイナルでは、強豪達が集まったので

結果は6位に終わったが、ファイナルに進めたというのは

どれだけ大きな自信になっただろう。

 

そして全日本でもきっちり成績を残し、

四大陸選手権と、世界選手権の切符を手にした。

 

運も引き寄せ、全てを自らの実力で進化を遂げている。

 

そして四大陸選手権での銅メダル。

 

ひとつ誤解の無いよう言いたいのは、

本郷選手が運「だけ」で来てるということではない。

 

その運を今までの努力で実を自ら結ばせ、

本郷理華という選手に輝きと自信を増している。

 

今まで、フィギュアスケート黄金期と言われ、

本郷理華選手にはいつも超えられない鉄壁の選手たちが沢山いた。

 

浅田真央選手、鈴木明子選手、安藤美姫選手の3選手だ。

今シーズン、この3選手の不在により、

その下でくすぶってた選手達誰もがチャンスがあった。

 

そこにきて、グランプリシリーズでの追い風。

 

なんと言ったらいいか、

とても安っぽい言葉だが、神様が「君はもっと輝いてええんやで。」

とささやいているようだ。

 

そして本郷選手自身も、それにきちんと答えている。

さらにその答えに磨きをかけて、

本郷理華という選手の完成形に近づけている。

 

今シーズン、残す試合は1試合のみ。

世界選手権がとても楽しみで仕方が無い!